2020/01/15 23:04

▼ 仕事や趣味に誇りを持ってる彼に

仕事や趣味に打ち込む彼氏の姿が好き、って方も多いかと思います。うちの家内は…どうなんでしょ?(笑)

それがハードウエア関係のものだったりしたら、ノギスを使うことも多いのではないでしょうか。

ノギスってモノの外のサイズや中のサイズ、段差や穴の深さまでも高精度で測れるマルチな測定器なんですよね。
開発とか生産の現場には無くてはならないもの。私もいつも使ってます。

私的意見ですが、ノギスってそういう世界の象徴のようにも感じます。
理系男子のシンボル。大げさ。

そんなノギスを、ネクタイピンにしてみました。

▼ 質感にこだわり、本物のノギスで作りました。

本物のステンレス製ノギス。70mm用の小ぶりなもの。
このクラスのノギスですと、簡素な作りのモノもありますが、しっかりした作りの物を探しましたよ。

このままではネクタイピンには長すぎますので、右の方をカットしています。
切るのも、強力な電動工具では焼きが入って変色してしまいますので、あえて非力なホビールーターで時間かけて切っています。

カットしたら、切り口はヤスリで丁寧に整えます。

ノギスはけっこう角が立ってますので、またもやホビールーターで面取りしておきます。
ワイシャツやネクタイ傷めないようにね。

これ、最も地味で最も重要な工程。


面取りが済んだら、全体をベンジンで拭き上げて、市販のネクタイピンを加工して接着します。金属用接着剤で。
ノギスの段差を吸収するため、ネクタイピンの先端は曲げています。

クリップと磁石で仮止め↑


接着剤が硬化したら、クリーニングして完成!!


↑試作品の画像なので少々短めです


▼ バレンタインのプレゼントにいかが?

エンジニアや職人の彼氏へのプレゼントにいかがでしょう?

バレンタインに限らず、お誕生日のプレゼントにも好適かと思います。

もちろん、自分用にも。

本物のステンレスノギスですので、質感も目盛りもリアルにできてますよ。


▼ 少々重いのは、本物の証。

ステンレスのノギスを使ってますので、ネクタイピンとしては少々重いです。

ですが、妥協したくなかった。

型とって樹脂で作ればいいんでしょけどね、そんなことしたら「なんちゃって感」が出てしまうんですよ。

職人てのは妥協したくないんです。はい。

「切ってくっつけただけやん」って思われるかもしれませんが、
地味に手間かかってるんですよ。
(価格設定安すぎたかな、って思うこともあります正直)